こんにちは、ストロング宮迫です。

私たちの受験シーズンの締めくくりである公立高校入試に受験生が出撃しています。

頑張れよ~!

多数いただいている受験報告のうち、皆さんにぜひ繰り返し読んでいただきたいものはすでにここでいくつか紹介しています。

一昨年も去年も、いや週刊親技創刊以来、そして今年も、きっと来年も、親技では「イイ考え方で受験に臨んでもらいたい」、ただただそれだけを願っています。

なぜなら、誤解を恐れずに言えば、ボクは「受験の合不合は人生のスパイスに過ぎない!」って思っているから。

しかし、それがスパイスとわかるためには、狂ったようにひたむきに勉強して受験に臨む必要がある。とにかく合格したいと成果に執着して、末永く続けられる方法で勉強をさせる必要があります。

そのうえで、「スパイスに過ぎない」と言えたら、もう勝ったようなもんですから。

逆に言えば、頑張らなかった者には「黒星だけが付く」ってことになります。何も得られずに星取表にただ「意味のない黒星だけ」が記されることになる。

だから、残りが一週間でも三日でも、まだ時間があるのに「不安で勉強に手がつかず入試までさめざめ泣いて過ごしている受験生」は激しく叱咤されなければならない。
今日負けたらば次は勝つように工夫致せばいいし、一勝一敗は、兵家のならいだ。今日負けたら、明日勝てばイイ。敗北を、おのがよきいましめとして、次のたたかいに、いかにして勝とうかと分別するのみ。

だが、「ただの黒星」は、これからの星取表の最初に一敗にしかならないし、これから続く連敗の序章に過ぎないってことになる。

勉強やってさ、親技的に言えば「勉強をやらせて、頑張らせて」からテストや入試に臨むか、臨まないかが、結果よりも、次の闘いに向けての「合格判定」になるんだから。

さて、「合不合は人生のスパイスに過ぎない」って言ってたら、我が娘もついこの間「不合格」をもらってきてた。

英検の不合格だ(*_*)・・・トホホ

ウェェーーんって泣きはしなかったけれど、ひどく落ち込んでましたな。

今日負けたら、明日勝てばイイじゃん。その敗北を、おのがよきいましめとするために、次のたたかいに、いかにして勝とうかと分別するために、英検について、しばし調べてみたので、今回はそのご報告です。

娘の今回の英検の二級の挑戦でした。

これまで英検については幾度かここで触れてきました。「小5で英検3級取れば立派だが、だからといってそれで中学の英語がOKになるわけじゃない」とか

とかね。

文部科学省による「平成27年度 英語力調査結果(高校3年生)の速報(概要)」によれば、評価の仕方はこんなふうに考えているらしい。

熟練した言語使用者が「C」
自立した言語使用者が「B」
基礎段階の言語使用者が「A」

中学生で「A」を卒業し、高校生で「B」の入り口から少し入るって感じでしょうかね。そして、この「C」「B」「A」ぬ区分けをさらに細分化した評価は、この表↓↓↓のようになるようです。

でもって、このケンブリッジなんとかの「C1」「C2」「B1」「B2」「A1」「A2」の区分けの各種英語検定での対応表がこちら↓↓↓。

これを見るとだいぶん様子がわかるんじゃないでしょうかね。

※Cambridge English(ケンブリッジ英検)
ケンブリッジ大学(Cambridge English Language Assessment)が実施している英語検定(130ヶ国以上で実施され年間300万人以上が受験)

※GTEC:ベネッセコーポレーションとベルリッツ コーポレーションの共同開発で、英語力を測定できるオンラインテスト

※IELTS:ブリティッシュ・カウンシル
日本英語検定協会が運営する海外留学や海外移住に際して実施する英語能力判定テスト

※TEAP:日本英語検定協会が主に高校3年生を対象とした大学入試を想定して開発したテスト

「B1」が英検の2級、「A2」英検の準二級、「A1」が英検の3級から5級という感じのようですね。

先に、中学生で「A」を卒業し、高校生で「B」の入り口から少し入ると書いたのは、そのためです。

まあ、こんなことは皆さんのほうがよく知っているだろうけれど、今の子供たちはずいぶん英語の教育を熱心にされています。高校まででは終わらず、大学でも勉強しテストを課され、就職するときにはTOEICのスコアを出すのは当たり前の時代です。

ゆえに英検に限らず、各種の英語検定をあれこれ受ける。みんなが受けるからって自分も受けたら、山に登るほど難易度が増して「あちこちで黒星」を増やしていくことになります。

我が娘もそのうちの一人で見事散っちゃった・・・あ~あ

そもそもはボクは英検2級なんて「お前さ、まだ受からないでしょ?」って思ってたんだけど、娘の仲の良い友達のヨシコちゃんが前年の高1の10月にはアッサリ受かってた・・・って話を聞いてから、話は急展開した。ヨシコちゃんだけでなく、クラスのみんなも多くは10月には受かってたらしい・・・

「え~~、ヨシコちゃんもタミコちゃんも、カナエちゃんも、もう2級受かってんの? すげぇーなあ。なんでお前は、そのとき一緒に受けなかったの?」って聞いたら「エッヘン、ちょっと用事があったから私は受けなかったんだ」って言うんだな(たぶん逃げたんだと思います)。

まあ、結果的には今回不合格になったわけだから、前回受けてても、不合格だったはずで「余計な黒星」が付かなくてよかったということでボクは納得した。

ただ「でも、ヨシコちゃんが受かったんだったら、お前もさ、やっぱりここは、いかなきゃいけないでしょ?」

「うん、私もそう思う」って話から、「打倒ヨシコちゃん」のその前に「追いつけヨシコちゃん」作戦は発動されたのでした。まあ、作戦っていっても、ボクは特に何もしたわけじゃなかったんだけどね。

ただただ「頑張って、ヨシコちゃんに追いつけ!」って言ってただけでした。ヨシコちゃんが受かったのなら、キミもいけるでしょ?っていう子供の現状把握もせずに、安易に始める、安易にいけるって思う、親技で「いけない考え方です」と皆さんに戒めてるやつです。

加えて、英検は2016年度第1回の試験から「2級」にライティングの導入した。

公益財団法人 日本英語検定協会

英検協会は、1963年の設立以来、半世紀以上にわたり、英語学習者の4技能(「リーディング」・「リスニング」・「スピーキング」・「ライティング」)のバランス良い英語習得を目的に、実用英語技能検定をはじめとする各種資格・検定試験を制作してまいりました。

現在、実用英語技能検定は、
全級(「1級」・「準1級」・「2級」・「準2級」・「3級」・「4級」・「5級」の7級)でリーディングとリスニング、「3級」以上の上位級で面接形式のスピーキング、

さらに「1級」と「準1級」ではライティングをそれぞれ実施し、
「1級」と「準1級」が4技能、
「2級」・「準2級」・「3級」が3技能、
「4級」と「5級」が2技能に対応しています。

このたび、昨今の入試での4技能化や外部の資格・検定試験の活用促進の動きに呼応し、「1級」、「準1級」に続き、まずは「2級」を4技能化することにいたしました。


【「2級」ライティングの問題形式】
「2級」ライティングの問題は、「1級」、「準1級」と同様、実用英語技能検定の審査基準を遵守し、その上で高等学校の学習指導要領の内容と国際基準規格であるCEFRレベル(2級はB1レベル)と一致させることを意識して開発しました。技能としての英語のみならず、日頃の生活や学習を通じて身に付けた知識の活用を求め、受験者は与えられたトピックに対し、意見とその裏付けとなる理由を適切な語彙と文法を使用しながら英文で論述する能力が試されます。

最初に「CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)」の表をわざわざ掲げたのはこのためです。英検も国際規格に準じてやっちゃうよ!宣言ってわけです。

この英語の4技能化は、体制が整い次第、おそらく順次、英検の準二級、三級に拡大していくのは、もうすぐでしょう。

そして、我が娘は、まさにこの新設された4技能のうちの「ライティング」で、やられてたんですな。まあ、やらかしてたのは、ライティングだけでなく、リーディングもリスニングでも、やらかしてたんですけどね。

いちおう、娘には内緒で、ここに我が娘の今回の結果を示しておきます。

英検2級 一次試験
「Reading」 522点/650点満点 80%
「Listening」 524点/650点満点 80%
「Writing」 441点/650点満点 68%

合計 1487点/1950点満点 76%

※合格基準 1520点 78%

まあ、点数だけ見れば、惜しいっちゃ、惜しいんだけど、ギリギリで合格できても、これじゃ英検2級をもう1周か2周はしなくちゃいけなくなるから、不合格で良かったとボクは思います。

入試と違って、4か月後にはリベンジする機会がすぐ訪れるわけですしね。

この娘の不合格の結果をわざわざ出して見せたのは、こういう点数の出方が多くの子供たちに共通しているっていうデータを見たからです。

「平成27年度 英語力調査結果(高校3年生)の速報(概要)」に、英語の4技能についての調査結果が出てる。

◆4技能いずれにおいても、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)A1レベルの人数の割合が減少し、A2レベル以上が増加するなど改善がみられる。(A2以上の増加率:読むこと:7.3ポイント、 聞くこと:4.9 ポイント、書くこと:6.9ポイント、話すこと:0.5ポイント)

すでに最初に見ていただいたように、「B1」が英検の2級、「A2」英検の準二級、「A1」が英検の3級から5級に対応してる。

ちなみに、基礎段階の言語使用者に該当する「A」をそれぞれもう一度見ていただくと、こうあります。

A1「英検の3級から5級」に対応
具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。

A2「英検の準二級」に対応
ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。

果たして小学生、中学生の英検合格者がここにあるような点をマスターできているのかどうか、なかなか厳しいんじゃないでしょうか。あなたのお子さんで考えてみてください。どうでしょう?

自立した言語使用者「B」のうちの1つ、カンタンなほうの「B1」(英検2級に対応)の記述はこうです。

B1
仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。

まあ、分布図を見ていただけばわかるとおり、それぞれ「A1」「A2」「B1」にも幅がある。

「A1」は14段階、「A2」は7段階から9段階、「B1」は5段階から9段階ほどあるから、「同じA1」でも、ピンからキリがあるってわけです。

英検準2級に合格すれば、「ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる」とは、もちろん言えない。

そして、この英語の4技能化のうち、これは日本の英語教育では昔から言われてきたことですが、「読むこと」「聞くこと」はだいぶんよくなっているんですが、「書くこと」「話すこと」になると、途端に怪しくなる。そのことは調査でハッキリと出ています。

「平成27年度 英語力調査結果(高校3年生)の速報(概要)」より

◆「書くこと」の無回答の割合が減り(約30%→18%)、得点者は10%以上増加(約70%→80%)

◆前年度同様に、特に「話すこと」「書くこと」について課題が大きい。

どうです、なんか赤い色の棒グラフの分布の感じが変わったでしょ? もう1回4技能の分布をよく見てください。

数字でまとめてみると、こんな感じになる。

平成27年度
<読むこと>
A1 68.0%
A2 29.9%
B1  2.0%

<聞くこと>
A1 73.6%
A2 24.2%
B1  2.1%

<書くこと>
A1 82.1%
A2 17.2%
B1  0.7%

<話すこと>
A1 89.0%
A2  9.8%
B1  1.2%

どうしてこんなに「書くこと」「話すこと」になると、途端に怪しくなるのか?

うん、それは子供たちも、あんまり教えてもらってないからですな。

「平成27年度 英語力調査結果(高校3年生)の速報(概要)」には、「教員質問紙結果集計」もある。

3.教員の授業における言語活動の指導に対する意識

◆スピーチやプレゼンテーションを行っている(よくしている、及びどちらかといえばしている)教員は、平成26年度より6.8ポイント増加したものの、依然として34.8%と少ない。

◆ディベートやディスカッションを行っている(よくしている、及びどちらかといえばしている)教員は、平成26年度より3.7ポイント増加したものの、依然として10.6%と非常に少ない。

◆聞いたり読んだりしたことに基づき、情報や考えなどについて、話合いや意見交換の活動を行っている(よくしている、及びどちらかといえばしている)教員は39.7%

◆書く活動を行っている(よくしている、及びどちらかといえばしている)教員は46.7%

この調査結果には、「生徒質問紙結果」も出ていて、「聞いたり読んだりしたことについて、生徒同士で英語で話し合ったり意見の交換をしたりしていたと答えた生徒が91.4%」で、かつ「英語でスピーチやプレゼンテーションをしていると答えた生徒が89.6%」の高校は平均点も良く出てるから、「やれば子供はできるようになる」ってことでもあるでしょう。

学校の取り組み、雰囲気、先生の意気込みなんかも大きく影響するのは当たり前のことです。

勉強でも、家庭で「やるのが当たり前」となっている家庭では「子供は勉強をする」でしょう。英語に力を入れている学校がしている取り組み同様、家庭でも「勉強する」ための工夫を親がしなければ、子供はしない・・・

やる気が溢れているところはとめどなく溢れ、やる気が枯渇しているところは1000メートル掘っても、なにも出てこない。

英語を頑張ろうが頑張るまいが、各家庭の自由ですが、「やればできる!」のは、なんでも一緒。ただ「やらない」「やれない」だけですから。

ただ塾に行かせても、無駄になるってことが世の中には多々ある。これは子供だけじゃない!大人でも親でもそうだ!ってことが感じられるニュースが出てた。

京都府 中学英語教員、TOEIC「合格」わずか 疑問も
毎日新聞 2月11日

京都府内の公立中学校(京都市を除く)の英語科教員を対象に、府教委は英語能力テスト「TOEIC」の受験を支援している。2016年度に約750万円の予算を組み、セミナーの受講費や受験料も負担した。

一度で目標とする730点以上(英検準1級に相当)に達しなかった教員には2回目の「再試験」もあった。

しかし、「合格」したのは対象者74人のうち16人。

9日に結果を発表した府教委は「先生たちには本気になってもらいたい」と不満を漏らすが、専門家や現場からは懐疑的な声も上がっている。【宮川佐知子】

次期学習指導要領で、中学での授業を英語で教えることを検討していること、国が英語科教員に英検準1級程度の英語力を確保するよう呼び掛けていることを踏まえた。府教委は16年度、英語教育の基盤強化中心事業として、TOEIC受験の支援を打ち出した。

50歳未満で英検準1級程度に達していない英語科教員約150人を対象にし、16年度は74人が参加した。

昨年6月のTOEICの試験では、4人が目標を達成。残る70人は、8~10月に民間業者による集中セミナーを3回受講するなどし、2回目のテストに臨んだ。最終的に計16人が目標を達成し、最高点は885点だった。しかし、58人は730点未満で、最低点は280点だった。58人には3回目の受験を課す。府教委学校教育課の立久井聡課長は「英語教員としての資質が問われかねない」と危機感をあらわにする。

一方、英語教育学専門の杉本義美・京都外国語大教授は「点数が高いから良い先生とは必ずしも言えない」と指摘する。TOEICはリスニングと読解の力を知るには有効と評価しているが、会話力は測れない。「英語で授業を教えるには相当なスピーキングと指導力が必要で、授業研修に一層力を入れる必要がある」と説く。

受験ムードに困惑している教員もいる。宇治市の中学校で英語を教える50代の男性は「現場には大きな負担」と説明する。男性は30代で英検準1級を取得。より良い授業をしたいと思う一方、英語指導以外の業務が多い。授業の準備に満足な時間が割けない教員も多いという。「英語力を上げるなら試験勉強ではなく、ネイティブスピーカーを囲み少人数で英語を学べるような機会を作ってほしい」と望んでいる。

府教委は教員の英語指導力向上を目的に、教員の研修や英検準1級受験の全額を補助しているが、ネイテイブスピーカーによる勉強会は開いていない。

TOEIC受験の支援事業は17年度も継続する予定で、新たに約70人が対象になる。立久井課長は「集中して勉強しないと点数は取れない。対象者がいる学校には、しっかり取り組める環境作りへの配慮をお願いしたい」と話している。

このニュースをどう解釈するかは、あなた次第だけれど、先生には「英語指導以外の業務が多い」ように、子供には勉強以外に「部活」や「遊び」や「スマホ」があるから「勉強以外の業務が多い」のは一緒。親も仕事や家事以外に子供の勉強なんて見る時間はないとみんな思ってる。

みんな、あれこれ忙しい!時間もない!あれもこれも、できない!

さて、そこからどうするか、どう考えるか、だ。

やればさ、平均点は上がる!必ずね!

さあ、どうする?

「英語力を上げるなら試験勉強ではなく、ネイティブスピーカーを囲み少人数で英語を学べるような機会を作ってほしい」と望み、環境を誰かが作ってくれるのを待つか。

「こうしてくれたら、頑張る」「こう言ってくれたら、やれるんだけどなあ」「イイ先生に会いさえすれば、勉強するんだけどなあ」と望み、環境を誰かが作ってくれるのを待つか。自分のやる気が出るまで待つか。

あなたが決めたらイイ!

ボクは娘の英検2級のリベンジをする!ヨシコちゃんが受かったんだ!娘だって、やればできる!

ですよね?

まあ、「やれば」の話ですけどね。

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

中3・小4 花粉症さん

中3の上の子があと1ヶ月弱で入試を迎えます。年が明けてはじめてストロング先生のメルマガに出会い、上の子には遅いとは思いましたが、下の子もいるしと「10の鉄則」を購入しました。

塾には通っていませんので私が子どもより不安で、なにかに頼っていなければ落ちつかないというのが本音です。

鉄則を読んで安心したところと不安が大きくなったところがあります。

勉強のやり方はおっしゃるようなやり方を家で続けてきました。一応予定通り志望校を受験できることになっていますが、やってきたことは間違っていなかったと安心させられました。

不安が大きくなったところは、もっと子どもを伸ばせてやれたのではないか。環境をもっと整え、目標づくりを手伝っていれば、もう1つ上のランクの学校が受験できたかもと思いました。

鉄則を読んで成績を上げることを真剣に考えることは子育てを真剣に考えることにつながるのだと思うようになりました。

つい成績が良くたってと思ってしまいますが、成績を良くする要素は子育てがちゃんとできている要素とかぶりますよね?

まだ下の子もいますのでしっかり精進していきます。よろしくご指導ください。

成績を上げるために「人の話をよく聞く」「素直に聞く」「言われたことはやってみる」などは確かに子育てに通じる部分もあります。

どうやって「良い子に育てようか」はテーマがでかすぎて、なにをやったらいいだろうと悩んでしまいます。

そこで皆さんはたいてい勉強や習いごとやスポーツを子供たちにさせるんじゃないでしょうか。

なにかに少し特化して範囲を狭めて集中してやってみるんですよね。

やれば、練習をしたくないとかダラダラするとか休むなどの問題点や課題が出てくる。

その出てきた課題や問題点は、これまでどう育ててきたかを目に見える形で親に見せてくれるものなんじゃないでしょうか。

だから、勉強でもスポーツでも習い事でも、やるならしっかりやってみる。それこそが親に子供の問題点を見せてくれる契機になる。

私達親技はたまたま勉強というフィールドでやっていますが、親技はスポーツでも習い事でも駆使するもの、駆使できるものと考えています。

あとはその面倒な作業を親がやるつもりがあるかどうか。決めるのはあなたです!!

小6 こずえさん

届いてからすぐに読みました。薄い冊子だったのですぐに読み終えました。10個ともまったくできていませんでした。

子どもには申し訳ない気持ちでいっぱいです。中学受験の前に読むべき、やるべきでした。

たった10個でも、私にできるだろうかという不安もあります。

なにもできていない後悔の念、子どもも受験勉強のときは同じだったかもしれない。後悔から抜け出すのが第一歩かも。

とにかく頭の中がいっぱいでぐしゃぐしゃですが、再スタートをきりたいです。頑張ります。

いつも書いていますが、思い立った時がスタートです。

ただ「不安で頭がぐしゃぐしゃ」の場合、ただ不安を訴えてなにもしないか、鉄則10コを一気に全部やろうかと張り切りすぎるかのどちらかが多いです。

たった10コですが、いっぺんに10コはできません。

鉄則を実行する前にもう一度、この中学入試を振り返って、親として子供になにをしてきたか?、なにを手伝ったか?なにが良くて、なにがいけなかったのか?を再度振り返り考えてみることです。

合わせて自分が子供の頃、親はどうだったろうかと考えてみる。

その上で、勉強自体をすぐになんとかするなら鉄則の第3章から始める。勉強うんぬんの前段階なら、鉄則6を実施するための「決まり」を考えてみたらイイでしょう。

勉強についての「決まり」とは限りません。生活習慣面の決まりでもイイ。

まず1つ、お子さんと話し合って決めて即実行。親も子も絶対に守ると言える「決まり」にすることが大事です。

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