oyawaza469

こんにちは、ストロング宮迫です。

この週刊親技は2003年10月25日に創刊号を出しましたので、まもなく15年目に突入することになります。

思えば遠くに来たもんです(*^。^*)

こんなに長く続けられるなんて思ってもみなかったけれど、読者の皆さんに支えられて、何とかここまで歩いてこられたというのが率直な感想です。

この場を借りて改めて御礼と感謝を申し上げます。ありがとぅー!

たとえば、子供が勉強を頑張って、親のところにノートを持ってきて「ねえ、これ見て!どう?」って聞くとする。

「忙しいからあっち行って!シッシッ」と答えたとする。

1回目がそれでも子供は再び言ってくる可能性があるけれど、2回目3回目と同じような対応が続けば、子供は、もはや言ってこなくなる。そのうちの多くはいずれ勉強も頑張らなくなるでしょう。

無関心や的外れなリアクションは、子供の可能性の芽を摘むんですよね。

最初の機会を逃して、2回目の機会が与えられたとしても、1回目よりは反応も対応も難しくなる。1年機会を逃せば、取り返すのに2年かかる。問題は2年かかっても取り返せないって場合があることだ。

放置した時間が長ければ長いほど、こじらせればこじらせるほど、対応は難しくなり、タイヘンになり、結果やってられなくなり、結局放り投げることになる。

「シッシッ」という対応は論外としても、多くの親がする的外れなリアクションは、子供をキライでしんどい勉強から、もっと遠ざける。

「これはあなたの勉強よ」それは正論だけれど、自分のために勉強はするんだけれど、物事を継続して推し進めるためには、周囲の反応、的確な反応がなくてはなりません。

その的確な反応を子供に対して誰がするのか?と問うたときに、親技では「親がする(べき)」と提案しています。

親以外の誰かが的確な反応をしてくれて、子供の可能性を広げてくれることも多々あるけれど、日常的に、毎日、いつも、過去との比較もできて、かつ最優先で子供のことを考えられるあなたがこの役割を担うのが最もふさわしいと思う。
oyawaza383
この週刊親技だって、ボクとしては多くの時間を使って前もって考えて、必死で書いているわけですが、読んでくれる人、反応してくれる人がいなければ、13年も続かなかったと思います。

飽き症で、地道な継続が苦手なボクが13年も継続して行ってきたことなんて、これまでの人生で数えるくらいしかないもの。

「仕事だから」だけでは、絶対にできなかったはずです。

そういう意味では、50歳を前にして、ボクの行動原理は子供とまるで一緒だ・・・

そう、人は、子供も大人もそんなに変わらないんじゃないのか?と。経験や生きてきた年数が違うだけで、基本原理はまるで一緒だ。

子供は自分のために勉強をし、親は自分のために仕事をしているわけだけど、周囲の関心や温かさや励ましや時に叱咤が「次の電柱まで走ってみるか」につながる。

いわゆる「無観客試合」ほど、しんどいものはない。通常「無観客試合」は継続しない、というか継続できない。

反応がなく、成果(収益)もなければ、やっている人のモチベーションは出てきようがないし、モチベーションが湧いてこなければ、その次はやってこない。

「ウチの子、次がなかなかやってこない」って思ったときは、「子供のやる気」の問題ではなく、これまでの対応が間違ってたんじゃないかと一度考えてみてほしいと親技では提案しています。

「どうして?」と問う先は、子供ではなく、親であるあなたのほうじゃないでしょうかと。

あなたに問題がないなら、それでイイ。あなたに問題はないけど、子供がヘンって!?

子供は間違っていないと考えたほうが問題の解決の早道です。子供から出る反応はすごく自然で理にかなってるから。

だからヘンな反応が子供から出たら、「あれ、私、なにかおかしかったかしら?」って1回は考えてみる。

子供は、あなたが会社や友達に言われてうれしいことを同じように言ってもらいたがっているだけだ。

あなた自身がそうしてほしいように、子供にすればイイだけ。

ただ、キライなこと、イヤなことでも、やらなきゃいけないことがある。

勉強は、やらなきゃいけないと思うが、やりたくない種目の1つだ。社会に出ても、仕事の中にそういう種目があるから、それは子供が社会に出る準備ともいえる。

「やりたくなくても、やらねばならぬ!」は、子供にも大人にもある。

じゃあ、大人のあなたはそれをどうやって「やるのか」を考えれば、子供にどう接して、どう導入していけばいいかわかるだろう。

ただ大人も子供もどんどん先の道を進んでステップアップしているので、周囲の関心や温かさや励ましや叱咤だけで上がれる階段は限界がある

さらにその先に行こうとすれば、成果がいります。どんなに関心を持って励ましたとしても、成果が出たり見えてこなければ、人は立ち止まるしかなくなる。先に行きたくても行けなくなんだな。
oyawaza037
10年最下位を続けているチームには、まず「意識改革」が必要で、それには「周囲の関心や温かさや励ましや叱咤」で実施する。

しかし、「意識改革」だけでは続かない。成果、つまり「勝つ経験」がいる。小さな勝利でイイ。身近な勝利でイイ。

「勝ったね!やったね!頑張った甲斐があったね」がいる。1回じゃダメで、2回3回4回と小さな勝利を積み重ねていく。

ただ連勝は難しい。勝ち続けるのは至難の業だ。だから「0勝10敗」が「2勝8敗」に、そして「5勝5敗」を目指す。

仮に勝敗が「5勝5敗」のイーブンだったとしても、子供が勝利の味を知り、スイッチが入ったら、「五分の勝敗なんて許せない、もっと勝てるはずだ」って思うときがくる。プライドだ。

良いプライドが出てくると、グズグズはするが、ようやく自分で勉強をしようという動きが出てくる。

子供を勝たせもせず、小さい勝利を積み重ねもしないで、子供に良いプライドを植え付けてもいないのに「自分で勉強しない」なんてほざいてたら、完全な負けパターンだ。

良いプライドが出てきたら、そこで終わりにせずに、今までと同じように勝ちを経験させ、うまいこと乗せて、キツイ負荷を課す。
oyawaza372
この前、公開実力テスト対策講座をお申込みいただいた「希さん」がコメント欄にこんなことを書いてくださってました。

中2の子供がいます。

メルマガ購読歴約3年。いつも楽しみに、参考にさせていただいています。

『10の鉄則』、30点上げよう会、ちょっと早い親カツ講座を購入させて頂き、先日の中間テスト結果は5教科481点(過去最高)学年1位!

本人ノリノリ♪ルンルンで帰ってきました。

ですが、塾には490点台のまだ上が居て、がっかりして帰ってきました。

来週末にその塾で公開テストがあり、少しでもその子達に近づければと偏差値70台を目指しています!

今回のテスト結果でノリノリの状態で公開テストも上がるよう親としてサポートしたいのです。

これがまさに良いプライドが出ている状態ですよね。

「5教科481点(過去最高)学年1位」なんて、そんな点数獲れるのかよ!?って感じですが、「まだ上が居て、がっかりして帰って」きたと。

こうやってどんどんどんどん上へ向かって階段を上っていく。こうなると、もはや階段ではなく、梯子を登っている感じでしょう。

梯子を登るのも上になればなるほど支える親は「腕が疲れる」ので、梯子の上に行けば行くほど子供自身がしっかりつかまって、自身で登ろうって意志も必要になってくる。

「希さん」は、もうだいぶん登っているからそれを期待してもいいし、そうすべきだけれど、まだ麓にいる方は「希さん」と同じことを子供に期待しちゃいけない。

1つずつ一緒に、時には引っ張り上げる必要もある。波に乗せて良いプライドが出てくるまでがたいへんなんですから。

「希さんは、メルマガ購読歴約3年」ということですから、もうすぐ卒業されるでしょう。卒業しなきゃいけない。メンタルのサポートだけしてあげたら、あとは子供が自分でどんどん行っちゃう状態を作ってね。そこまでもう少しの辛抱ってわけです。

親技では、飛び級もあるので、基本の『10の鉄則』から入る人もいれば、発展編の「公開実力テスト対策」から入る人もいて、出入りは自由です。

その分、自分で考えてやらないと、基本の人が発展編に紛れ込むと、子供の塾と一緒で、とてもしんどい。

だから、親技では、すぐ卒業って方もいるし、自主退学もいるし、転校する人もいるし、留年もいる。

親の段階もいろいろだし、事情もさまざまだから、自由にしていいけれど、

基本原則は「子供のせいにしないで、親自身に刃を向けて考えてみる」

ってことだけです。

また、親技は、誰か自分(親)以外に人に子供の面倒を見てほしいって方にも、向かない

時間があろうがなかろうが、忙しかろうがなかろうが、親自身の関心や温かさや励ましや叱咤を含むによって、子供がノリノリの輝く顔で「次の電柱まで走ってみるか」って言うご褒美をほしい人でないとできないから。

親技の特徴は留年で、留年でも意外と「自主留年」というべきか、「希望留年」というのか、古い読者がまだ一定の割合で残っています。

そういう方がときどき大学入試の報告やお子さんの成長記録を送ってくださる。それが「親技の今」にまた還元され活かされるってわけです。ありがたいですなあ。

今年最初の合格メールは6年ぶりにメールをくださったこの方でした。

ストロング様

かねてよりお世話になっております。九州でございます。

本日、子供が志望校に無事合格致しましたので、お礼方々ご報告のメールを差し上げております。

AO入試に関してご丁寧に調べていただき、子供も大変喜んでおりました。願書の中にあった課題シートの量が多くて、様々な事柄について書くようになっており、書いていくうちに、本当にこの大学に行きたいかどうか、自分に問いかけながら気持ちを固めていくような内容のシートでした。

これから、夢に向かって努力し、学んで行ってほしいと願っています。本当に有難うございました。

AO入試の合格者には大学から事前課題も送られてきます。気持ちを緩めずに走ってほしいと祈るばかりです。ストロング様もどうぞご自愛ください。

希望の大学というより、行きたい学部、勉強したいことがあって、かつ大学が早々と決まるなんて羨ましい限りですなあ。おめでとうー!

こうして親技の14年目が淡々と始まります。

親技を駆使して行き着いた場所

13年書いてきてみて気づいたのは、週刊親技は月ごとで書かれるテーマが比較的似通っているということです。もっと早く気づけよって話なんですが・・・

10月は10月のテーマ、たとえば入試演習の話題とかね。なので、今、月ごとに週刊親技を分類して、できればすぐに読みたいものが読めるようにしたいと作業を進めています。

今月【10月の毎日親技ノックをまとめて浴びる】はこちら

うん、これ読んで「わかったら」すぐ卒業してください。ボクたちは毎年同じところをぐるぐる回っていますから、次に起こることは勉強や受験に関してだけならわかる。起こりうることや事態については、たいていはここ週刊親技で触れていますから。

急いでいる方はこちら↓↓↓
【道を急いでいる方のために】親技を一気に知る

いつだって13年前と比べても、同じことを書いているっていう自覚はあります。でも、ボクも13年前に比べたら、13歳年齢を重ねた。

同じことを書いても、違う風景が見えているはずだ。本当そうかどうかはあなたが判断してください。

親技の観客がまだ少しいらっしゃるので、もう少し書き続けてみようって思ってます。

いよいよ14年目!引き続きよろしくお願いします。
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うれしい報告

中1マル母 さん

ぎりぎり目標達成できました!

5科合計455点(目標450点以上)。前回435点だったので、何と20点アーップ!

順位は学年9位で、これも10番以上アップ。うれしいです。

特に力を入れた英語(94点)と数学(98点)は、A問題100%だったので、う~ん納得しました。

ケアレスミス(と思われた)が多い子だったので、どうしたらいいかと悩んでいました。

親技を駆使して、2回連続アップをめざします。ありがとうございました。

きっちりいけドン法を駆使して、その結果がこんなふうに出るとやってうれしいでしょうねえ!!

おめでとうございます。450点というのは1科目ちょいとミスすると、難しくなりますからねえ。

数学英語とも、これからさらに本格的になってきます。気を抜かずに連続450位点目指して頑張ってください。

そして、勉強のやり方が身について、基本がわかってくると、英語も数学も今までよりも少ない時間で同じ点数がキープできる可能性は大です。

普段、チョコチョコやっているだけで特に試験対策が必要なくなったりもする。その分、試験期間中には他の教科に時間をかけられる。

どんどんと好循環が生まれてきます。ぜひその境地に立てるように、今は猛勉強して、自分のスタイルを確立してください。

  • 30点上げよう会
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)