こんにちは、ストロング宮迫です。
いったんグッと寒くなりましたが、ここからは春一直線、周りでは新しい生活、新しい学年への匂いが立ち込めています。
新しい学校、新しい学年までの束の間、子供たちは目的もなく羽ばたきます。「クラスの打ち上げあるんだけど参加してイイ?」とかただひたすらチャリで遠くに向かう子もいることでしょう。
なにか新しいことをしたいと考えもなく言い始める子供もいます。
なにを始めても、どこに向かってもいいけれど、親子で必ずせめぎあってもらいたいというのがボクの願いです。
あれしちゃいけない、これしちゃいけないなんて、な~にもないけど、やるからには真剣に向き合って、タメを作り、親子でガリガリせめぎあって決意と覚悟をもって始めてもらいたい。
その中で努力の過程を学ぶんだし、自分がいかに頑張れないかの事実にも向き合うことができるから。
ボクにとって春先はいつだって「あ~あ、この子はこの先たぶん飛んでいっちゃうなあ」と感じる子供たちに会う季節です。
まだ明らかになっていないけれど、いずれ明らかになる芽がもう表れ始める時期ってことです。子供たちに大きな変化が見られるのは夏休み明けの9月以降のことが多いと思いますが、9月頃にガラッと雰囲気が変わる子供たちはこの春休みにすでにその兆候が出始める。
ぜひね、気を付けてあげてください。
勉強なんてね、「偏差値55なんて誰でもなれるレベル」です。
それなのに、子供は必死でやってるのに、親も必死でやらせてるのに平均点が獲れない。獲れないばかりか、「子供が勉強が嫌いになってる傾向がある」なんてことがあるなら、「やってる勉強の内容」か「勉強のやらせ方が間違ってる」んです。
勉強でやることが間違ってて、やらせ方も間違ってるから「偏差値55」にならないだけでね。それなのに親が【頑張らないとダメよ!】とわめいても、残念ながらクソの役にも立たないことはもう散々書いてきた。
私たち親技の主張はたった1つ、これだけです↓↓↓
それがあなたにちゃんと伝わって、あなたの子供に対する態度、見方、言い方、接し方、課題の与え方、成果の出し方・見方を実際に変えてくれれば、親技の役割は終わりです。
それですべては今までと変わるから!
変わってもすべて解決にはなりませんよ。新しい課題は常に出続けるからね。でもそれは一歩踏み出しての課題だから、見方が変われば、解決の仕方も必ず考え付くようになる。
問題はいつも同じ場所を成長もなく、親子でグルグルグルグル回ってることなんだから。
無限ループを抜けるには、親の子供に対する見方を変えることが必須です。春休みはその最初のチャンスでもある。
6時起床。『Everything is practice.』(ペレ)『すべては練習のなかにある』
さぁ、頑張ろうぜぇ!— 水道橋博士(小野正芳) (@s_hakase) 2018年3月21日
さて、受験シーズンも終わりました。この時期になれば、もう来年の受験に向けての動きが本格化しています。
そういう時期に、高校受験はみんなするからそんなにニーズがないけれど、ある特定の人たちがする中学受験のセミナーやお話をする機会がよくあります。
特に与えられたテーマがなければ、親技がするのは、いつだって、
「後悔しない中学受験」
になります。まあ、これは「後悔しない高校受験」になっても話すことは変わらないんですけどね。
その際お話するのは、「受験は合否の結果が出る厳しい戦い」だということ。
知ってますよね?
特に中学受験の場合は、高校受験よりも長い年月の少なくとも3年近くの準備をかけ、かなりの負荷を子供にかけて行うので、子供たちにとってはオリンピック選手並みのものを背負っての戦いになります。
「かけてきた時間」「捨てざるをえなかった楽しみ」など子供の払う代償ばかりでなく、それを支える親の負担は相当なものがあります。その積み重ねてきた3年近くの年月の重さは人それぞれですが、やっぱり重い。
勉強に限らずスポーツでも習い事でも3年積み重ねてきて、いざ勝負を迎えるものは、その重さゆえに「ゆがみ」を生じさせます。
「ゆがみ」はなにをやっても出てくるものですし、「ゆがみ」が出るのはかけるべき負荷をかけている証拠なのだから、別に問題はないんですが、やっぱり一定数の人が「重さ」に耐えかねて受験まで至らなかったり、中学進学後もその「ゆがみ」が修正できずに苦しんでいる方が多く出る。
それを世間では、
小学生に必要以上の勉強をさせるから
遅くまで勉強させたから
勉強ばかりさせたから
ひいては、
中学受験をさせたから!
中学受験は悪の根源だ!
と斬って捨てる人もいます。
しかし、一方で、厳しい中学受験をくぐり抜け、中学進学後も、相変わらず好奇心旺盛で、意識の高いライバルと切磋琢磨し、刺激し合い、勉強はもちろん、今まであまり取り組めていなかった部活にもどん欲に取り組んでいる子供達も大勢います。
そして、そんな姿を見て、親は「中学受験をして良かった」と思うわけです。
「こんなはずではなかった」と思っている人がいる一方で、「受験を経験して良かった」と思う人がいる。
で、この違いはなんなのか?ってことなになる。
ボクがハッキリ言えることは、それは
入学した学校によって、
学校の偏差値によって、
決まるワケじゃない!
ってことです。
「受験を経験して良かった」と思える人は、「結果」だけを求めてきた人ではないとも言えるでしょう。受験までに積み上げてきた年月は「結果」によって左右されるものではないということなのです。
そのためには志望校選びから子供に課す勉強の量、塾の講座の取捨選択、子供のテスト分析、成果の出る勉強などさまざまな要素が関わり合ってきます。
親技では、それをたまたまうまくいったではなく、我が腕で引き寄せようと考えているわけです。
野球なら甲子園、サッカーなら国立競技場、ラクビーなら花園、勉強なら・・・・上を目指して、子供は頑張らせるべきだ。やればイイ!
しかし、代償を差し出して頑張ったのなら、それに見合う成果も子供に与えてやりたい。
その与える成果は「結果」ももちろんそうですが、「そこに至るまでの過程」でも成果はあり、成長も感じられる。それがあるかないかなんですよね。そこに意義を見いだせるかどうか。
それがあるから「経験して良かった」「すべては肥やしになった」となるわけで。結果でそれが決まるわけじゃない。
それをスタート時点から考えて取り組むことで、
「後悔しない中学受験」
にする。
結果いかんにかかわらず、数年を費やしてやってきたことに意義を見いだせる。
結果いかんにかかわらず、意義を見いだせるやり方で受験に取り組むってことでもあります。
そう思える受験にしてほしい、そのために、親はなにを考え、なにをすべきか、子供に何を与えるか?に行き着きます。
それについては、ここ毎日親技で日々更新しています。
親の方にもう1回言いますよ!
勉強しているのに成績が上がりません!ということは、理論上も実践上もありえない。
勉強したら絶対に成績は上がるからね。例外はない。絶対に上がる。
唯一、例外があるとすれば、最上位のトップレベルのグループ内での争いにおける競争では、ライバルとの力関係の問題もあって「勉強しているのに成績が上がりません!」は起こりうる。でも、一般的なグループにおける勉強の競争では絶対に上がるんだ。
しかーし、日本中で「勉強しているのに成績が上がりません!」という声があちこちで挙がってる。なにゆえか?
その理由の最大の理由の1つは「勉強するフリをしているから」が挙げられます。
問題なのは、その「子供の勉強するフリ」に親も実は加担していて、共犯になってるってことです。
あなたの家庭は「勉強をやってる」のではなく、「やっているつもり」になっていないか?
この春休みにぜひ検証して答えを出してもらいたい。
やってるのか、やっているつもりなのかがわからないって!?
子供の勉強の様子を見ればすぐわかる!結果を見ればすぐにわかる!
「勉強をしているのに偏差値55を越えない」ならば、「やっているつもり」の可能性は大だ。
以下↓↓↓の「1番~9番」までは「勉強しているフリ」になります。ご注意を!
ノリ勉、7日間終わっての感想
小5 バトル厳禁!さん
◆明らかに今回の成果と思うこと:
子供の集中力・計算力が思ったよりもしっかりしていることを発見したこと(=親にとっての成果)。
できる問題はより速く、全くわからない問題も、解けるようになることを、体得できたこと(=本人にとっての成果)。
◆親にとって学ぶべき点:
やり方次第で、バトルを避け、やる気を引き出すことが可能であること。
子供の勉強を支援する上で、多くの具体的・効果的な方法論があること。◆一緒に勉強するのは楽しかったか?:
7日間、子供が、なぜ素直について来たのか、今も不思議でなりません。4日目はまったくわからん、と言われ、そのうち気分も荒れてきて大ピンチでしたが、「ささやき」を繰り返し、5日目には自分で解けるようになりました。
楽しかったというよりも、いかに自分の子供のことがわかっていなかったか、観察していなかったか、支援するスタンスに立っていなかったかということを痛感した7日間でした。
実際にやってみて本当によかったです。
ノリ勉の趣旨をきちんと理解して進んでくれたバトル厳禁さん。
「あれ何か違うぞ!!」と思えることは、親にとっても子供にとっても力になる。それがあって、初めて次への推進力も得られる。
何が最初って、やっぱりそれは成果を出すことです!!ますますこれから頑張って成果を出してください。