こんにちは、ストロング宮迫です。

本日朝、出撃した受験生が受験シーズン最終章公立校入試のほぼ最後となりました。来週が合格発表という運びになります。

とにもかくにも「ご苦労さまでした」と言いたいですな。

ライバルたちが一堂に会して、長い年月の蓄積を1日もしくは2日間、同じ問題で競い合う、シンプルなこの「競技」にはいろんな意味が見出せます。考える材料も提供される。これからの道のヒントもいっぱいある。

なにより己を見つめる場になり、自分はこれまでどうあったか、これからどうありたいか、挑戦者として自分の限界に臨んだか、できうる努力をしたかなどの自己評価をする材料も出てくる。これから合格発表までも含む1カ月間くらいは常に考えられる。

また自己評価だけに終始すると、過大評価もしくは過小評価に偏る傾向があるので、そこに親からの他者評価も考える材料に加われば、より等身大の自己を把握しやすくなります。

新学年、新しい学校など4月からの季節は心機一転の気分が漂いますが、「場」が変わって気分を変えようとしても、これまで自分が積み重ねてきた行為は常についてまわります。変身ベルトを着けて「へ~んしん」ってわけにはいかない。

ゆえに常々ここでは「スタートする前に答えは出ている」と書いてきた。

ゆえに一大イベントに臨んだ時の自己評価と他者評価はしっかり行っておきたいものです。

「逃げた自分」がいたなら、「逃げたな」ときちんと自己認識をしてかからないと、同じことが必ず繰り返されますから。まあ、同じことを何度か繰り返して、やらかして、人はようやく等身大の自己を知ることになるんですけどね。

また、自己や自分がしてきたことをある程度正確に捉えて行く子供の道は標高が高くなるので、その道は自己をまだきちんと認識できていない子供よりもさらに険しい。

彼ら彼女らが行くと待ち受けているのは「まっすぐな道でさみしい」ではなかろうかとボクは想像しています。

子供たちが行く道はみんな「ひとり旅」だから、だからこそ、あやふやなロープの上を歩く子供たちにはたった一人でいいから受け皿になる人がいるとボクは思います。

家庭の事情やその他もろもろの事情はあるにせよ、たった一人でいいから、子供たちを受け止める人がいる。いたほうがきっといいよねとかではなく、いなくちゃならない。一人でイイから。

この前、格闘王・前田日明のインタビューが出てたけど、ボクが前田日明を好きなのは、まっすぐに自分を見つめ、それをちゃんと言語化してるからです。

この問題は、すべての子供に共通する話ではないでしょうかね。子供が道を逸れるとき、逸れた先で行き着くのは「キツくても、先輩に怒鳴られても、人に構ってもらえる」ところです。その行き着いた先が「悪い場所」でないことを祈るばかりです。

「あの子があんなことを・・・」なにかの事件があった時にそんな声が聞かれるのは、「キツくても、先輩に怒鳴られても、人に構ってもらえる」場所に行った先が悪かったともいえるでしょう。

「人に構ってもらえるということが嬉しかった」そんなふうにきちんと自己を捉えることができれば、「あの子があんなことを・・・」になる可能性はずいぶん低くなりますから。

その自己を捉える作業を子供のそばにいるあなたが補助してやれたらサイコーですな。

3月・4月が軽やかで華やいだシーズンですが、その一方で絶望の底なし沼の入り口に向かいやすい季節でもありますからね。

さて、親技をいよいよご卒業される方のメールを紹介します。親技を駆使する者にとってはもう大先輩になりますし、親技者に必ず3回は繰り返し読んでおいてほしいとお願いしてきた「なぜ彼はかくも長い間腐りもせず頑張れたのか」の主人公でもある「めがね君」からのメールです。

大変ご無沙汰しております。めがね君です。

3月3日、末の子供がいよいよ高校を卒業します。長いようで短かったのかな?あっという間にみんな大きくなってしまった!そんな気がしています。

結局、末の子供は指定校推薦で●●大学の文学部(ストロング注:難関大学です)に進学しました。3人それぞれいいタイミングで色々なことを経験し、納得のいく進路に決まったと思います。

メルマガ2月15日号「今日負けたら、明日勝てばよろしい」を読みました。

本当に負けから学んだことはものすごくいっぱいありました。やっぱり負けばかり続いてしまうと、本当に立ち直れるかな?とか、なんでなんでと思う気持ちも沢山ありましたが、あの負けがあったから子供達も本当に大きく成長し、今があるなぁと思います。

末っ子も高校受験に失敗し私立高校に進学した時、3年後の大学受験で勝つためにどうするか最初に決めたことで、上の2人に比べて楽な道を行くことができました。

9月には内定を頂いてしまうので、ついつい「楽に決まってよかったね〜」と声をかけてしまいましたが、子供に言わせれば「推薦入試は決して楽な道じゃない‼︎」と叱られました^_^;

楽しみすぎだと叱咤激励してきましたが、楽しんでいるように見えて、子供は子供なりにいろいろ考え、悩んでいたんだなぁと気づきました。

長く長くお世話になった親技もいよいよ卒業かぁとなんだか寂しい気持ちです。いつもなかなか褒められない私も、メルマガで何度か取り上げて頂いた上に褒めて頂いて、本当に嬉しかったです。

本当にお世話になりました(*´ω`*)

メルマガのヒントやストロングさんのアドバイスのおかげで楽しい子育てができたと感謝しています。これからもずっと応援していきます。お身体に気をつけて多くのメルマガ読者の方のために頑張ってください。

長々と失礼しました。

東京にいらした際はお声掛けください。お食事でもご一緒しましょう。

本当に長い間、3人のお子さんの思春期を共に過ごされ、御苦労さまでした。

まだまだ学費の苦労は続きます”(-“”-)”が、しっかり稼いで子供につぎ込みましょう!

高校受験に失敗し私立高校に進学した時、3年後の大学受験で勝つためにどうするか最初に決めたことで、上の2人に比べて楽な道を行くことができました。

親技上級者らしいですなあ。

ここ親技では常々、受験後の子供は4つの道のいずれかをたどると書いてきました。

4つの道とは、すなわち、

1)合格に気をよくして、その後も成長する
2)合格で油断して、その後の成長が止まる
3)不合格して、その後の成長も止まる
4)不合格して、その後に成長する

入試が人生の最後、到達点をするなら「合否がすべて」となりますが、残念ながら入試は通過点のただの1点に過ぎず、旅はその後も続きます。1つの入試が終わっても、社会に出ても、常にこの4つの道が何度も何度も繰り返される。それはその都度、どの道に行くかを選択できるってことでもあるといえる。

だから言うんです「受験の合不合は、人生のスパイスに過ぎない」と。でもこれには続きがある。

しかし、それがスパイスと分かるためには狂ったようにひたむきに勉強して受験に臨む必要がある。

スパイスだと感じられるかどうかは、そのあとに進む道で決まる。

さあ、どれにする?

気持ちを切り替えるのはホントに難しいけれど、切り替えられるのは自分しかいない。切り替えるのは、「考え方」を見直すしかない。見直すときに親ができることは「子供を見る」ことだけです。

答えは「今の子供の姿」が示しているのだから。

めがね君さん、わざわざのメールをありがとうございました。本当にゆっくりお話ししたいことがたくさんあります。いつかお食事ご一緒したいです。

ああ、めがね君さん、数年前にお会いした時よりボクはスリムになっていますよ。

なにせ今年に入って高校2年生以来の体重70キロ代になったのですから。再会したらきっとビックリするはず!(^^)!

※この画像は加工しておりません

勉強したら成績は上がるし、食事を改善すれば体重は落ちる。その際、騙して勉強させたり、監禁してめしを食べさせなかったりするなどして、無理やり目先の結果を出しても、その後はすぐにリバウンドする。リバウンドするときには以前の状態よりも悪い状態にまでなるのが普通です。

だから、無理せずに長続きするやり方で、闘いは長く続いていくんだという気持ちで、時々に出る結果も「4つの道」を常に意識して選択する、選択できるような考え方で臨むことで、「さみしい」しけれど「まっすぐな道」が残っていく。

迷わず行けよ!行けばわかるさ!

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うれしい報告
1月20日にスタートした親カツ講座夏までコースは、もうしばらくすると、早くも第三弾4月号を発送します。

初回号即発送「受験1年前に確認すること」
2/20 3月号「志望校をいかに決めるべきか?」←いまココ
★3/20 4月号「夏休み前までに何をすべきか?」
4/20 5月号「公開・実力テストの結果を合格につなげるためには?」
5/20 6月号「夏休みの準備として親がすべきこと」
6/20 7月号「後悔しない夏休みにするために親がすべきこと」

4月号のテーマは「夏休み前までに何をすべきか?」

早いでしょう・・・・・もう「夏休み」なんて出てきて!?
 
夏休みまであと4か月です!!

親カツ卒塾生はこう言っています!

エイコさん

お蔭様で第一希望の高校に合格しました。7月まで本気で走るを子供がしてくれたことが大きかったです。ありがとうございました。

同じく第一志望校に合格したヤスさん

先生、なによりも志望校に受験できたことに、ほんと感謝です。風邪も引かず。夏休みまでに、そのレベルに上がる。これが効きました。

とおっしゃっています。

そう、あと4か月!夏休み前までをどう過ごすかが勝負の分かれ目になる!

そんなバカな・・・いやいや・・・

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