こんにちは、ストロング宮迫です。

桜前線はこれから北上し、4月中旬に東北地方、北海道の先端は5月の中旬頃に開花予定らしい。

京都九条山自然観察日記より

日本気象株式会社の「桜の開花の仕組み」によれば、

桜の開花・満開時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移です。

桜の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられ、

1、休眠 2、生長

の2つの過程を経て開花に至ります。

花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。

これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。

そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。

・開花メーター「覚醒率」…休眠の指数。(花芽形成 0%~休眠打破 100%)寒いほど覚醒率は大きくなり、休眠打破に近づく。

休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。

この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。

・開花メーター「生長率」…生長の指数。(休眠打破 0%~開花 100%)暖かいほど生長率は大きくなり、開花に近づく。

休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、開花直前には花びらが垣間見えるようになります。

・開花メーター「満開率」…開花後の指数。(開花 0%~満開 100%)暖かいほど満開率は大きくなり、満開に近づく。

・・・日本気象では、春に開花や満開を楽しむだけでなく、こういった開花までの過程も楽しむために、桜が開花を迎えるまでのどの段階にあるかを指数化した開花メーターを開発しました。

親であるあなたは、あなたのお子さんの「開花メーター」をこしらえないといけません。

子供の「開花メーター」は一律じゃない。子供はみんな違うからね(#^.^#)

でも、親が救われるのは、桜と同様に子供も、その性根を周囲が壊しさえしなければ、必ず咲くってことです。

桜も子供も、「日当たり」が大事です。親技では、子供に対する「日当たり」を自己肯定感と捉えています

どんな子供にも、「休眠」にあたる失敗やしくじりや苦い経験があるけれど、そこから「休眠打破」をして「覚醒」するには、子供には自己肯定感がどうしても必要です。

それを親技では「いけるでぇー貯金」ともいい、「貯金、貯まってますか?」と親に問う。

不貞腐れた状態では、それが出てこないから。

もしすでに不貞腐れた状態になってしまっているなら、負荷を思い切って減らしてやってでも、エネルギーが満ちるように持っていく。

「日当たり」がいくら良くても、強風だと葉っぱが落ちてしまうし、高温すぎても、ダメだからね。

それぞれの子供にとっての「良い加減」、つまり開花メーターは全部違うから、現状の認識、把握が重大なポイントになる。

この間行った学習塾の先生での集まりで、女性の先生がポツリと言った言葉は、とても印象深かった。

「子供って、お母さんがパートに出始めただけでがらりと変わるからねえ~」

本当にそうだ。

表面に出ている枝や葉っぱやつぼみだけ見てたら、土壌の変化を見過ごしてしまう。

桜も水やりが大事だけれど、水が不足すればダメだし、やりすぎは根腐れを起こす。ここでも「良い加減」が求められる。

桜には、地植えもあれば、鉢植えもあるように、子供の育つ環境にもやっぱり地植えと鉢植えがあるように思えます。

どっちが良いか、どっちが優れているかって話ではなく、地植えには地植えの、鉢植えには鉢植えのやり方があるって意味です。お母さんがパートに出ちゃいけないって話じゃない。お母さんが働いちゃいけないなんて話でもない。

地植えよりも土の量が少ない鉢植えは乾燥しやすいっていう現状認識、現状把握が大事だって話です。今まで家にいたお母さんがパートに出始めたってことは、環境が変化するってことです。

それは「地植えを鉢植えに変えた」のか、「鉢植えを地植えに変えた」のか、どっちかわからないけれど、それくらい土壌の変化が起こるってことです。

鉢植えで土が少なければ、乾きやすく、または湿気がずっと高い環境も起こりやすくなる。そこを親は見ていないと、すぐに水不足になるか、根腐れおこして枯れてしまう。枯れかかってから水をやっても効果は薄い。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざはみんなよくご存知だと思うけれど、剪定すべき個性もあれば、剪定しない個性も子供にはある。なんでもかんでも剪定してたら、うっかり大事な枝を切っちゃうことだってあるから。

剪定に弱い木は、剪定した先からばい菌が入りやすい。だからといって、個性のまま伸び放題だと、形はいびつになるから、話し合って、できることを約束をして思い切って剪定する場面も出てくる。

剪定するのが問題なんじゃなく、剪定の仕方と覚悟の決め方の問題でしょう。植物はモノを言いません。育てる側が観察して、声なき声を聴くのみだ。

子供はモノは言うけれど、さまざまな感情や思いもあって、ストレートな表現じゃないことも含めると、植物と同様に「モノを言わない」とボクは考えていて、ゆえに親技では、観察、表現や行動の出方に注意を払おうと提案してる。

でもね、子供は植物よりもわかりやすいよ、断然ね。見てれば、変化に気づく。

ただそうやって見るのは、しんどいのは確かです。そのしんどいことをやり遂げようと取り組んでいる方からのメールを2つ紹介します。

[算・数] 7日間を終えての感想

小3 kaoさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

今まではうやむやで、できたのか、できていないのか、わからなかったこども自身も、「できた」の目安が分かるようになったこと。

タイムが縮まれば「できた」、わからない問題を質問できれば「できた」、わからない問題がとけるようになれば「できた」。

「できた」をいろんな場所で得ることができたと思います。

◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:

たくさんありました。特に、子どもとの「間合い」のようなものをつかんだこと。

今までは親が説明したいだけ説明する、説明したくない(こんなことわかるでしょ!というような)ことは説明しない、といった親中心、親目線でしたが、こどもが理解のどの辺りにいて、何をしたらもう少し先に進めるのかを探り当てる感覚のようなものを味わうことができたと思います。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:

楽しいけれど、うまく行かない時は親の私自身の責任なんだと苦しくなることもありました。

勉強で、自分のこどもに対する理解が今までより少しですが深まっていくかもしれないという気持ちになりました。

この方は本当に最後までよくノリ勉をやり遂げたと感心します。

「うまく行かない時は親の私自身の責任なんだと苦しくなることもありました」は心からの実感だと思います。それでもボクにあれこれ注文つけられながらでも、「自分のことと」としてまずはやり遂げた。

みんなね、気持ちはあっても、できないんですよ。「自分のせいかよ!?」って思っちゃうからね。

それでも子供がたくさんの「できた」を積み重ね、親もそれを目に見える形で示そうと積み上げた。華麗なる第一歩を踏み出したわけです。大いに祝福したい。

みんな、その第一歩が、半歩さえ踏み出せずに半年や1年を費やすんですからね

第一歩はスローな一歩だったとしても大丈夫です。ちゃんと積みあがっていっている足跡なら、この後は徐々に加速できるから。

ムリして加速をしないことです。自然とね、子供自身が自ら加速していくような行動や表現を出してくるようになるから。一歩を踏み出した人にはこれが言える。

もう一方のメールも紹介しましょう。

中1 ピースさん

ストロング先生 タイガ―先生

最初に受けた試験が返ってきたら、報告メールを送ろうと思ってました。

中1の母です。

年明けから「ノリ勉」を始め、その後「10の鉄則」と「30点上げよう会」に入りました。

子供は学校の部活以外のクラブチームにも入っており、テスト週間やテスト当日も変わらず練習、試合に行ってます。

塾に行っておらず、勉強時間は足りません。 

最初の試験の数学で100点をとり、少し私は感違いしました。

数学が出来るのかも?

中1の2学期くらいから「ポカやっちゃったよ」の回数が多くなり、傍目にはもったいないミスが多くなりました。

これはポカじゃないんじゃないか、本当はわかってないんじゃないか、、2学期後半に確信しました。

毎回、今度こそ順位は下がるだろうと思ってたものの、平均点も落ち始め、なんとか10番以内にとどまってます。

でも気付いてよかった。 親技にたどりついてよかった。

夜は練習に行ってしまうので、朝の1時間弱が勉強時間です。試験前は学校から帰ってきて1時間から1時間半とれるかとれないか。

数学は学校のワークだけを徹底的に取り組みました。

A・B・C問題に分けて、わからない所は誰かに教わってきて、パー子(私の生徒名)に教える。ホワイトボードを買って盛り上げました。

「パー子で~す!」とか言ってたら 「キャラ作りすぎ、気持ち悪い」と言われたりしましたが、、、。

テスト前は試験に出るとか出ないとか関係なく、「この問題はものにする!」という気持ちでした。

わからなくて泣いた時もありましたが、本人も2回3回やれば大丈夫だというのもわかってました。点を取りに行くというのはこういうことか、と学びました。

ノリ勉の時は、毎日送られてくるメールをうなりながら読み、添付されている音声を聞くだけで終わってました(今だって週刊親技を読むのは楽しみでもあり、大変でもあります)。

そして子供に宣言しました。

「勉強のやり方を変えるけど、勉強時間は増やしません。今回は、学校の教科書とワーク以外は一切やりません。次のテストで悪かったら、すべてやり方を変えた私の責任です。」

勉強時間増やさないと宣言したので、試験前日に真田丸の総集編をみててもイライラしませんでしたよ。

数学は90点を取ってきました。 平均点より30点以上、上でした。順位は最高位タイの6位でした。。

英語では、現在進行形でBE動詞を抜かして6点ひかれました。でも、確かにワークでも間違えてた時があった、見直せば気付いたかもしれないが問題が多くて見直せなかった、それは処理能力をあげていけなかった所に問題があった等と冷静にみられました。

「それも含めてすべて私の責任です」

次は英語もです。 先日メールにあった「間違った問題を全部英作文」というのをチャレンジしてみようと思います。

カーリングの例えなんて、本当にそうだなと思います。

ストロング先生とタイガ―先生が併走してくれているので、心強く思ってます。今後とも刺激的なメールを通して、ご指導よろしくお願いします。

「子供の味方になる」って親技では表現するけれど、その見本みたいな話ですな。

みんな「子供の味方になる」って宣言して、速攻で子供と敵対する行動を開始したりするからね。

ホワイトボードに「パー子で~す!」ですよ

すばらしすぎて、泣きそうだわ。

「とにかく時間がない」徹底してない時間をどう活かしてやろうか、真剣に考えた結果ですよね。しっかり考えた結果が「パー子で~す!」で出るってことは、もう勝ち戦になるほかない。

お子さんは幸せ者ですな。

ホントよくよく考えないと、「すべて私の責任です」なんて言えないんですよ。

でも、そう宣言して、基本を徹底してやったんですよね。そこから見えてきたものがあったでしょう。

受験生で差し迫った時期になってこういう決断は難しくなる。

今なら、今こそ、それができる時期なんじゃないか? それがこの春休みでもあります。

多くの子供たちが自転車や電車に乗ってフラフラしてます。純粋に楽しんで、息抜きにもなって、「よし!勉強も頑張るぞ」の活力源になってるなら、なんの文句もありません。ただそれがヒマで暇で仕方がない結果であったり、寂しい結果として、そうなっているなら残念としか言いようがない。

春休みは、そのどっちかが色濃く出る時期でもあります。

桜は必ず咲く。子供も必ず咲く。どう咲かせるかは、あなた次第。親次第ですぞ!

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うれしい報告

ノリ勉「算数」を終えての感想

小4 Eさん

大手塾から転塾後に現在、中規模の塾に通っている小4の娘がいる母です。

自分から受験すると言い出したのに、家では塾の宿題すらやろうとしないので毎日のように喧嘩です。

それでもなんとか塾の宿題を始めるとわからないの連発で、つきっきりでみてるとまた喧嘩が始まるという繰り返しです。

なんとかこの状況を脱したいと思い、6日間ノリ勉チャレンジしました。

いやになって、やる気にならないと困ると思い、かなり量をおさえて問題を選んでやらせました。

同じ問題を2回、3回と時間短縮回答率アップに挑戦しようという子供の前向きな取り組みを初めて体感しました。

やはり繰り返し演習するとできるようになるということが子供も認識できたようです。

そして親があまり口出ししないで間違えた問題は自分で確認して直しをする方が効率的だなと実感しました。

中学受験の勉強内容を授業を聞いて、一発でたいていが頭に入る子供というのが確かにいます。

ただそういう子供は5%未満でしょう。多くの子供たちは、習ってきたらできるだけ早い時間で2回目、3回目をやって定着を図らなければならない。

そして、できるようになっても、「鮮度を保つ」努力を怠れば、魚よりもはやく腐ってしまう。

本当は出された宿題や課題、全部をこなすのが理想だけれど、スタートはやはり問題を絞って、こうすればできるようになる、ここまでだったら頑張れる、頑張ったものがテストでできるという成果が必要です。

成果が目に見えて初めてまた次が頑張れるのだから。

理想を言えば5年生の夏までには、これら勉強のやり方は、確立しておきたいところです。

あっ、そうそう、「自分から受験すると言い出したのに、家では塾の宿題すらやろうとしない」というのはごく普通のまっとうな標準の小学生といえます。

だから、毎日の勉強は習慣にならなければなりません。

いやだなあ・・・・でも、やる!そうやってみんな受験の壁を乗り越えているのですから。

ノリ勉「算数」を終えての感想

小6 りゅうの父さん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

子供が親と勉強するのを嫌がらなくなった。勉強の時間が伸びた。

◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか? 親にとって学ぶべき点はありましたか?:

以前から子供に算数を教えていたのですが、そばから口を出していつもケンカになっていました。今回はほとんどケンカもなく、楽しくできました。

「やった問題がテストでちょくちょく間違うような勉強」では、ダメというのは大変身にしみました。

親はどうしても一通り教えるだけで安心して、子供は同じ間違いを繰り返しているのですね。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:

子供とケンカがなくなり大変楽しかったです。あとは実際のテストで成果が出せるかどうかですが、7日目のノリ勉の翌日の塾の実力テストはさんざんでした。

復習テストではないので仕方がないのですが、子供に成果を見せてやれず残念です。子供はこれからも「ノリ勉やれば点数が上がる」と考えだしているので、頑張って続けたいと思っています。

実力テスト、残念でしたねえ。取れればいうことはなかったのですが。

今回ノリ勉で勉強した内容が実力テストでも出たと思いますが、それはどうだったでしょうかね。

おっしゃるように、テストは対策をして臨んだテストを対象に考えてやるのがいいでしょう。

実力テストよりもまずは復習テスト。そして、勉強した内容がテストでどうだったか。

まさに「やった問題がテストでちょくちょく間違うような勉強」をしないということですね。

ただどんなに完璧に対策をして臨んだとしても、10から20%、問題数でいえば、2問は「できる問題」をテストでは落とす可能性が誰にでもあります。

やった問題がテストで80%以上できていれば、それを完璧にする訓練よりも、今度はできる問題の種類を増やす勉強をしましょう。

そして、復習テストで点数を取る。復習テストで点数がとれる方法がある程度確立で来たら、今度はその復習テストの勉強内容の「鮮度」を保つ勉強をする。それが実力テスト対策となります。

まだまだ道半ばですが、せっかく出てきた「やる気」を大事にしてあげて下さい。

  • ノリ勉
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