「苦手なこと(難しい問題)をやりたがらない・・・」お母さんからの相談
-
中2 チェルシーさん
中学受験を経験し、塾に行かずに親子で勉強し、中堅に受かったが、「勉強量が足りなかった、合格したからには行ったほうがいいのは理解しているがどうしても行こうと思えない」ということで本人の意思で辞退し、公立中学を選択しました。
勉強量が足りなかった、という反省があるため、中学に入ってから親の介入なしに、すごく集中して勉強をしている様子です。
そのためか、定期テストでもいつも安定した成績で、クラスで2番か3番の位置におり、地域トップ校を目指すと張り切っています。
が、今日、全県模試を初めて受けて、愕然としました。
学校の定期テストでは点が取れている、しかし模試では取れない教科がある。きっと基本的なことはできている、しかし、、、
応用になると得意な数学ができていないんです。本人もかなりショックを受けておりました。
これまで、通信教材は小5から2種類辞めたりまたやってみたりして続けています。
1年の秋に英語がどんなに頑張っても点数が伸びず、どうしてもといって個別に入塾、得意科目になるまで鍛えていただきました。
2年からは、自分の力だけで頑張って成績をキープする自信がないのと、友人が行くからと、補習塾に通いました。
しかし、補習塾に行っても、行かなくても、点数は変わらない。本人もそれに気づき、楽しいけれど進学塾に転塾する決意を固め、夏期講習から進学塾に入塾予定です。
本人の性格上、そこそこのところで安心し、「ま、いっか」というツメが甘いタイプです。
通信の教材の添削が戻ってきても、できなかったところをできるようになるまで振り返ってやり直す、というところをおざなりにしてきてしまった事が、気になっております。
模試用の難しい問題集には手をつけたがりません。ささっとやってサラサラ解ける、そんな問題集が大好きです。
苦手なことからは目を背けていたら、模試や入試など、トップ校ねらいの子の中では太刀打ちできないのでは?
本人、気づきますかねぇ・・・
もう思春期で親がいっても却って反発するので、すごく難しい。
模試の答えあわせを一緒にやって、思わずできなかったところを指摘し、熱く語ってしまい、逆効果です。
時間をおいて、「あなたはよくやって、随分解けたよね!」というところを、認める方向で言葉をかけ直しました。(ため息)
こんな我が家の娘にアドバイスを与えるとしたらどんな方向からいえばいいのでしょうか。
-
チェルシーさん、相談ありがとうございます。
中学受験をされて合格した学校には進学せず、地元の公立中学校に通っていらっしゃるそうです。
受験が終わりよくいただく相談として、「合格した学校にいくべきか、地元の公立中学に通うべきか」というのがあります。
なのでチェルシーさんの事例はぜひとも参考にしていただきたいものです。
入学する前の時点では、どちらの学校が本人に合ってるかなんてわからないものです。
調べても、学校訪問しても、どうしても入ってみないとわからないところがある。
また、我が子の適性を見誤っている場合もあって、バッチリと思って入学したら、こんなはずではなかった・・という場合もあります。
私立に進んでも一定の割合で退学・転校というのがあるのも、そのあたりが要因でしょう。
子供の意見を尊重してやりたいという親もいるでしょう。
親のススメで学校を選ぶことだってあるでしょう。
人それぞれ。答えはない。
ただ1点、
「せっかく合格した学校なんだから・・・」
こういう理由だけはストロングはおススメできません!
いろいろな状況を考えた上で「合格をもらった学校でもあるし」となれば問題はありませんが、「せっかく・・」が学校を決める理由の上位にきてしまっては問題です・・・